from Abstruct of article
= The Creation of "dinergy2 for Sho and Live Computer"=2/2
2.超音波と音楽

超音波知覚に関する報告
・身体の様々な部位で超音波が「聞こえる」→音楽の全身知覚の可能性
.......超音波振動子による実験で気導(外耳から内耳への伝達)以外の身体の様々な部位で超音波が「聞こえる」ことが確認された。(細井裕司「超音波聴覚をめぐって」日本音響学会誌 53巻9号pp.726−730 1997)


3.音響知覚と感性情報処理〜笙の演奏時におけるESAM (Emotion Spectrum Analysis Method)3 実験測定 
脳波の検出による音楽による心理的作用の可視化→気導(外耳から内耳への伝達)以外の身体知覚のダイレクトな検出
ESAMによる測定結果(武者利光「こころを測る」 日経サイエンス Vol.26 No.4 pp20-29 1996
・演奏者と聴取者の心理的相関関係→同期←環境因子の共有
・演奏時の脳内の活性化 →音楽的思考と運動/呼吸による身体機能の活性/超音波

4.研究のまとめと創作への展開
上記の笙に関するの検証から音楽を客観化、可視化する試みを行ってきたが、生体の知覚に関わるデータを収集し、解析することは精度などの点で様々な問題も抱えており、限界との遭遇に他ならなかった。それらは様々なセンサーやアナライザーの性能の向上によって将来克服されるかもしれない。しかし、その逆に、実験は「計り知れない」現象が音楽の中に多数存在することを明らかにするものであり、現実に音楽家がこれを操っていることは事実である。音楽家の努力は、理解可能な事象からさらにこれを活用し、知覚に効果的に作用させるための知恵や工夫の歴史である。そして、コンピュータもその手段の一つとして、新たな効果の拡張を担っていることは確かであるが、音楽の長い歴史の遺産にくらべその表現力は総てに勝っているわけではなく、音像創作に際し、現状ではそれぞれの限界を踏まえた上での思考、活用が肝要である。

以下省略



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